★日大アメフト悪質タックル事件、サンデー・ジャポンは日大・内田監督の味方だった♪

 今、一番の話題はなぜか、日大アメフト悪質タックル事件。(笑)

 

 世の中のたいていの人の捉え方は、状況証拠からして「監督の指示があったに違いない」ということで、加害選手に同情的です。私もこれについては同感です。

 

 メディアも大体そんな感じで報道していて、どこの報道も変わり映えしないなあと思っていたのですが、5月27日のサンデー・ジャポンは違いました。

 

 普段、まあまあエエことを言う、爆笑問題の太田さんも「状況証拠だけで監督を悪者だと決めつけるのはいかがなものか」という趣旨の発言をしておりました。

 

 「加害選手も悪くて、彼を罪に問わないのはおかしい」などの発言を杉村さんがされていましたが、加害選手は決して「自分を無罪にして下さい」とは言ってはいません。「自分が悪い」と認めているのです。

 

 この番組、よく見ると日大出身者が他にも出演しておりました。テリー伊藤さん。普段は状況証拠だけでコメントする連中が、今回に限ってはそういうことを言うのか。ふーん、という感じです。

 

 まあ、日大は卒業生の有名人を大切にしていますからね。恩返し、恩返し。

 

 武井壮さんまで、太田さんの機嫌を取る発言をしておりました。色々な意味で残念。(笑)

 

 高いレベルでスポーツをしている学生選手にとって、日本代表に選ばれるのは大きな目標の一つ。「代表を辞退しろ」と言われたりとか、大切な時期に試合に出してもらえないことはとてもつらいことです。

 絶対権力者に指示されたなら、間違った行動を起こしても仕方がないのではないでしょうか。「そんなことはできません。干されても結構です」と言える人なんてほとんどいないと思います。だから、世間は加害選手に同情しているのです。

 

 あの選手を競技から引退させるのはもったいないですが、彼が唯一競技を続けることができる展開は、前回も書きましたが、関西学院への転校しかないです。そうなることを祈っております。

 

 そう言えば話は全然変わりますが、日本大学が自身のもつ看板学部・危機管理学部について「学生に危機管理について教えているが、それを大学の運営には生かしていない」という趣旨のコメントをしているのはお茶目でイケてましたね。

 

 危機管理学部の学生の「タックル事件と危機管理学部のレベルを混ぜて議論するのは論点が違う」という某新聞コメント記事も見つけました。そう、論点は違いますが、「タックル事件」も「危機管理学部を看板にしている大学の不細工な危機管理」も同時期ではありますが、別々の論点として世間の注目を集めているということなのです。