★運送業の労務状況と配送料

 ここ一年くらいで、運送業の過酷な労務状況の問題点がクローズアップされ、各社、従業員さんの待遇改善を始めました。受注量を減らしたり、料金を改定したり・・・

 

 先日、ミネラルウォーターを定期購入している知人が「配達の人が毎回睨んでくる」と苦笑いしておりました。まあ、あんな重たいもの、睨みたくもなりますよね。(笑)

 

 今まで、本来支払うべき代金より安く配達してくださってありがとうございます。まあ、安い方がよいのだけれども、特定の業種の人から搾取しているのも心苦しいです。

 

 宅配業界に詳しい知人から聞いた話ですが、都会を中心に配達員の確保が今でも厳しいエリアが多発しているようです。

 Yさんは極力正社員か直接業務委託契約を交わした人を中心に業務をしているようですが、Sさんは営業所長判断で孫請けなどを使い始めています。

 

 最近の相場で言うと(一日に稼げる額ですが、)21,000円から17,000円くらいらしいです。但し、車両は持ち込みでガソリン代も自分持ちです。区域や住民の生活パターンに熟知している人で真面目であれば、コンスタントに20,000円以上稼げるそうです。で、ブローカーのように人を派遣して一人一日当たり例えば3,000円とかハネたとすれば、10人派遣すれば、@3,000×25日×10人、で月額750,000円の収入となります。

 車と人を手配する自信のある人は、近くの営業所に行って交渉すればいかがでしょうか?実際、知人で成功している人がいます。

 

 一方、アマゾンさんは相変わらず、比較的安価(もしくはゼロ円)で配達してくれています。聞くところによると、こちらも安い値段で委託しているようです。さらに、需要を予測して、前もって商品を拠点に先送りしているところがすごいです。

 そのうち、市販品しか扱わない業者は大手だけに集約されるでしょうね。

 

 いずれにせよ、宅配という素晴らしいシステムを、利用者の私たちも大事に扱うべきでしょう。配送の方たちに対して、皆が少しだけでも優しくできればよいですね。