★クーポン券、使いますか?

 割引券やお試し券・・・ペーパー、デジタルを問わず、クーポン券が世の中に出回っています。

 

 クーポン券を全く使わない人もいるようですが、私は「使うこともある」派です。

 

 数年前に「いい歳した大人がクーポン使うなんてみっともない」という書き込みをしていた若い女性がいて、少し物議を醸したことがありました。

 「そうか。クーポンを提示したら、若い女性店員に軽蔑されていることもあるのか」と勉強になりました。(笑)

 簡単にクーポン券を手に入れる環境があったとして、たとえ数十円でも安くなるのであれば、利用しない方がお金を大事にしない人、だと思ってしまいます。

 

 クーポン利用することは、クレジットカードのポイントとかにこだわるのと同じ感覚だと思うのです。

 

 但し、クーポン券を利用する場合は、店員さんとのやり取りがスムーズになる程度の気遣いはしています。(さっと出す、さっと注文する、金額がいくらになるか事前に計算しておく・・・)

 

 とはいうものの、欲しいものを売っているショップはクーポンを発行していないし、例えば、ハンバーガーショップで定期的にクーポンを発行しているところの場合、クーポンがなければまず買いません。吉野家さんはノークーポンでも利用しますが・・・(笑)

 

 お店の立場からして、クーポン発行は経営的にどうなのでしょうか?宣伝効果や集客効果はある程度あります。私の経験では、品質が並上レベルの商品やサービスを提供しているお店であれば、定期的なクーポン発行はケースバイケースでOKだと考えます。ハイレベルもしくは相当なリーズナブル店では定期的なクーポン発行することによって、そのお店自体や取扱商品・サービスの価値を下げてしまうことになるので避けられた方がよいと思います。

 

 かつての失敗例として、マクドナルドさんが割引率の高すぎるクーポンを長期間にわたって定期的に発行してしまい、自ら商品価値を下げてしまった、顧客の内的参照価格を元に戻すのに相当苦労したことがありました。

 レストランで、クーポンに下手に手を出して苦しみのループに嵌まっているところが結構な数あります。

 

 消費者としては、クーポンの有無に関係なしに、自分に必要なものにお金を使いましょう。商売人は、クーポン以外の宣伝方法を実践して、自らの商品力を維持向上させましょう。