★日馬富士の進退、どうなる?

 この1週間もテレビ、新聞、ネットなどで、日馬富士暴行問題がかなりのボリュームで扱われています。

 

 今日が千秋楽、週明けには横綱審議委員会が開かれます。真相がはっきりしない現在の状態では、結論がでるのにまだ時間がかかりそうです。

 「日馬富士は引退すべし」という意見の人と、「何らかのペナルティは必要だが引退はかわいそうだろう」という考えの人と別れたまま、最終的には横審が判断することとなるでしょうね。

 

 「暴行問題」が相撲界の「政治問題」へ、そしてモンゴル大統領まで関わってきており、日蒙間の「国際問題」にもなりかねないところまで来てしまいました。モンゴル国内の方が日本より関心がより高く、報道も過熱しているようです。

 

 横審には横綱に対して、「引退勧告」「注意」「激励」をする権限があるそうです。個人的な予想としては、今回の件は「注意」ではないでしょうか?もしくは規定はないものの初の「格下げ」で決着を図ることもあるかもしれません。「引退」となればモンゴルの人たちが納得せず、面倒くさいことになりそうです。

 

 どういう処分になろうとも、今回の事件は相撲界体質の改善に相当貢献すると思われます。「次は誰であってもタダでは済まない」ことになるはずです。

 

 貴乃花親方はまっすぐな人なので「暴力絶対許すまじ」の方です。日馬富士の引退もしくは現理事全員辞任とかの強烈な制裁で、一気にムラ社会をぶっ潰したいと考えているかもしれません。ただ、たいていの人は「情状酌量すべし」と判断すると思われます。