★自民党圧勝、立憲民主党躍進

 事前の予測通り、自民の大勝となりました。この数か月、色々な出来事がありましたが、国民の大半は与党の政策をおおむね支持しているということが証明されました。

 

 普通の人は、他人から自分のことを良い人だと思われたいと考えます。そして、弱者に寄り添うリベラル的なふるまいをしています。「改憲反対」とか。

 でも、心の中では現政権の政策を支持しているのです。もしくは「改憲反対」とか強く思っていないのです。それが今回の選挙の結果なのです。

 

 国をスピーディーに改革しようと思えば、能力がある独裁者(もしくは独裁政党)に任せた方がよいことは、世界を見ていてもよくわかります。その独裁者が善良かどうかは問いません。ただし、善良でなければ、全体優先となり個を無視することになります。今の中国が典型的な例でしょう。日本もある意味、中国に似てきました。

 ちなみに善良な独裁者の元で安定した発展をしているのはシンガポールですね。

 

 小池百合子氏は、自民党批判の受け皿となるつもりだったのですが、実は自民党の善良でない人たちと同類だと見抜かれてしまいました。ある意味、安倍首相より独善的な人物です。

 「ツーショット代3万円也」と同じくらい驚いたのは、樽床伸二氏などを小選挙区で立候補させず、比例単独1位候補にしたことです。これって、安倍首相を「お友達人事」などと批判していたことと整合性がとれるのでしょうか?いずれにせよ、希望の党絡みの大物さんたちは、自分の描いていた将来構想からかなり遠ざかったことでしょう。

 

 今回の選挙での収穫は、国民から「能力なし」と見放されていた民進党が事実上解党し、代わってゼロからスタートの期待のできるかもしれない立憲民主党が立ち上がったことです。政権がとれるほど力をつけるのは相当難しいと思いますが、少なくとも政権の監視役としての活躍を祈念しております。